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蕾
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作詞 ととろん |
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例えばあの丘の向こう側に
君が待っているのなら
でもそんな御伽噺のような
うまい話はないけれど
「会ってくれますか」ときみのほうから
伝えてくれるのを待って
だって君には想い人がいるから
どうしようもなくて希望もなくて
ただ日々を暗く過ごしてる
だけど綺麗な蕾を僕は今見つけたよ
いつか綺麗な花が咲くよに
ただ今は眺めてるだけで
いつかその恋が叶いますよに
ただ今は願っているから
君に幸あれと口に出して
言ってみたは良いものの
頬に涙の雫零れた
それから季節は変わってた
蕾のままだったあの花も
どうやら綺麗に花を
付けることが出来たようで
「幸せですか」と聞く僕に君は
「幸せだよ」と笑いながら
「あなたも早く幸せに」なんて無理だ
今はただ君のそばにいられるだけ
ただそれだけでよかったんだ
君が好きだけどこの思い隠しながら
いつかこの恋を忘れますよに
蕾のまま枯れ果てますよに
叶わない恋と知っていたなら
君に恋なんてしなかった
いっそ蕾のままの果てた方が
幸せだと気づいたから
君に幸あれと笑っていえるよに
僕は頑張っているから
お祝いしようかあの蕾が
花となって咲いた事を
決して散らぬよに色褪せぬよに
これから幸せの花を咲かせ
大きな花束になりますよに
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