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潜む
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作詞 画風 |
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ため息の螺旋の糸に
階段が現れて
ティータイムの余興など
吹き飛ぶような
透明感は
触ってはいけないよと
耳にゆらぎを心にゆらぎを
心酔した愛情が
お前には手にできないよと
チェスをうつ
あなたの細い手が
せせら笑い
なげ笑い
物憂げな目線で
私をいすくめ
心の線に拍車をかける
美しいものを見ると壊したくなる
そんな思考が
下賤だと抜けないガラス片が
窓をつくり
あなたを遠ざける
柔らかな愛情が
倒錯した思考が
別れの魅力を映す
散る桜
落ちる葉
積もる雪
爽やかな蝉の声
打ち消すように
わたしを呼ぶ声がする
暮らしの中で失うことが怖くなる
幸せすぎる不安が
魔手を肩にかけて
陶器のあなたを
砕いてしまわないかと
繊細な指で
表現するピアノは
煌きとトゲを伴って
魅力の薔薇を
咲かせる
散らせる
誰も皆愛情を
抱えて怯える悪魔だと
綺麗なばかりの
輝きは鈍くて
汚れた生きる意味が
あなたなら
抱きながら
そして
コレクションをそっと
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