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いばらの住みか
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| 作詞 コクトー |
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抜け出せないの
ここからは
手を伸ばそうと
それは あなたの幻で
どんなに拒んでも
だって、見て
同じ 空の下
数多の 罪が
罰を 待ったまま
犇めく 蛇（じゃ）の道の途中で
明日の ギロチンを 想えば
罪人の肩にも 雨？
抜け出す為の
助けを 待つ
あたかもジュリエット？
でもロミオは とうに屍（しかばね）
誰を 待っていて？
どれくらい 時を経て？
鏡には 老婆がひとり
数多の罪が
罰を 待ったまま
犇めく 蛇の道の途中で
もしも許しを 乞うのなら
死に水を 求めては駄目
甘い 慰め種（ぐさ）
背中に 誰か
掛けてはくれぬかと叫ぶも
返事は無い
いや、 誰もいない
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