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片想いの幕開け
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作詞 橙 ヨシヒコ |
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君と初めて目を合わせて話をした時に
僕はまぎれもない確信を得たんだ
そうたいして遠くない未来に きっと
この娘のことを好きになるのだろう、と
首輪が外れて 解き放たれた犬が
勢いよく駆け出していくみたいに
恋は走り始めた
ちょっと待ってよ だけど
けして叶う恋じゃないから
恋の予感を感じただけで
それとこれとは別の話
まるで高嶺の花の君と
心おきなく恋をするには
わからないこともわからない
なにが足りないのかさえ
好きになりたいわけじゃなくても
意識し始めたら 見てしまうもので
一挙一動が気になる 恋は盲目の始まり
君の笑顔に会いたい そればかりを考える
ドッグフードを前にして
おあずけのまま 待ち切れなくなった犬が
吠え始めるように
ちょっと待ってよ だけど
ゴー・サインなんて出してない
つらい恋になる兆し
それは ないものねだりの恋
まるで雲の上の君と
釣り合いが取れるようになるには
ないものの方が多すぎる
遠い位置からのスタート
いついかなる時も 飼い主が大好きで
シッポを振って待っている
僕ん家の犬のように
ちょっと待ってよ だけど
ここは ひと呼吸おいて
まずは冷静になろう
言わんこっちゃないことになる
それでもこの胸は高鳴る
あの時の確信は当たった
あらがうだけ無駄な加速
幸せで辛い日々の始まり
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