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バチアタリ
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作詞 橙 ヨシヒコ |
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別れ際に名残惜しくならない自分に
僕は気づいてしまった
君は まだ帰りたくないみたいで
急に罪悪感が生まれる
がまんして続けていた仕事が
ある日 糸が切れたように
辞める気になった時の気分を
君に思い出してしまった
僕みたいな奴のことを
好きになってくれたのに
なんてバチアタリなんだろう
ひどく落ち込んでいる日に
どんなに元気を出そうとしても
そう うまくはいかない
別れ際に名残惜しくならない自分が
いやでたまらないから
どうにかして気持ちを呼び戻そうと
躍起になっているんだ
肩にもたれかかって
しなだれつくように
知ってか知らずか 君は
僕をのぞきこんだ
優しさしか取り柄のない
ダメな自分に
今日という今日は
ほとほと愛想が尽きそうだ
こういうのは優しさじゃない
中途半端なだけだ
君をほしいままにできる
それは今日までだ
冷たくするのは優しさなのか
わからない 不勉強でいけない
僕みたいな奴のことを
好きになってくれたのに
なんてバチアタリなんだろう
傷つけたら傷つくだろう
どうしたらいいんだろう
どうしたらいいんだろう
同情は愛情じゃない
好きとは違う
哀れみは優しさじゃない
黄色信号に気づかなければ
赤信号に間に合わない
答えはわかっているのに
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