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やめたいタバコ
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| 作詞 橙 ヨシヒコ |
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チョコバーを食べながら
タバコを口にくわえて
火を点けようとしたけれど
ガスが切れかかっていて
なかなか点かない
関係ないけれど
そんな時に思い出すのは
誰かの吸い殻に付いてた口紅
数え切れないくらいに
ライターをカチカチやったあと
点いた頼りない か細い炎が
それでも真っ暗な闇を照らすよ
弱々しくも力強い明かり
やめたいタバコを
やめられない僕の意志の弱さ
煮え切らない じれったい
愛想を尽かして
君はいなくなった
モノクロの風景に
口紅の朱がやけに鮮明に
こびりつくように消えない記憶が
数え切れないくらいの
紆余曲折があったけど
そのどこかでつまづいて
タバコを吸うようになって
誰かのせいにしてる
タバコの吸い口に
付いたチョコレートの色が
つまらないことを思い出させた
やめたいタバコを
やめられない僕の意志の弱さ
やめようとした決意も
もらいタバコで
あっけなくダメになる
タバコと口紅と 僕の弱さと
燻ぶるばかりのモノローグ
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