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ナキワライ・ワライナク
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作詞 橙 ヨシヒコ |
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第一報を聞いた時
なんの話かわからなかった
そんじょそこらの臨時ニュースなんて
くらべものにもならなかった
それから家に帰るや否や
君の写真を両手で持った
わななく震えるような姿を
誰にも見られたくなかった
お嫁にいくんだってね
そりゃ、よかったね
喜ばしい話ではあっても
僕には 喜ばしくない
余計で要らない お世話だけど
幸せになってほしいんだ
もともと僕に手の届く
人じゃないことはわかっていた
けど、夢を見たっていいじゃない
君との蜜月に思いを馳せた
君の幸せを祈っているよ
祈るくらいならいいよね
どんな祝詞も僕には
負け惜しみにしかならない
白羽の矢なんて射たないで
スピーチなんて そもそもイヤだよ
一曲、歌ってくれよ、と
奴が言って→戸惑って→
なぜだか まんざらでもなくなって→
前向きになれたよ
好きな人が幸せになるのに
恨み言を思う自分が
たまらなくイヤだから
こころよく 引き受けよう
いちいち心配しなくても 君は
きっと幸せになるから
拝むような気持ちで奴を
祈るような気持ちで君を
まっすぐと奴の目を見よう
にらみつけているんじゃない
男と男の約束だ
この娘のことを頼むぞ、と
君は僕のアイドルだ
日本語で言えば”偶像”
ちょっと笑ってしまった
笑い泣きになりそうになる
泣き笑いじゃないよ
余計で要らない お世話だけど
幸せになってほしいんだ
もともと僕に手の届く
人じゃないことはわかっていた
けど、夢を見たっていいじゃない
君との蜜月に思いを馳せた
君の幸せを祈っているよ
祈るくらいならいいよね
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