|
|
|
知の巨人
|
作詞 橙 ヨシヒコ |
|
みんなに頼られて
おもはゆがる彼を
今日も定時じゃ終わらない
僕は横目で見ていた
気持ちに余裕があるのだろう
僕に冗談を投げかける
あいにくそんな気分じゃない
好きなだけ見下していればいい
世の中は あなたみたいに
つぎこんだ努力が うまいこと
形となって現れる人ばかりじゃない
朝の星座占いで
さそり座は1位だったけど
いまいちピンとこないんだ
思い当たる節がない
12位の星座は
残念なことを言われていた
笑えるね、それでも僕には
しっくりとくる言葉だったよ
正しいことをしながら
同時にリスクも背負って
イエスとノーの狭間で
手こずっているようだ
逆境を楽しむように
さまざまに策を打ち出す
頼んでもいないことをして
したり顔はやめてほしいよ
特効薬は時として劇薬
弱った体にはひとたまりもない
試薬を試す相手を間違えている
知の巨人は言い放つ
まことしやかに理想を語る
彗星のように現れて
秩序に揺さぶりをかける
初対面の頃の好印象は
買いかぶりだったようだ
少しずつ尻尾を出す悪役
僕にはそんな風に視えた
朝の星座占いで
さそり座は1位だったけど
世界中のさそり座が
みんなこうだとは限らないだろう
12位の星座は
残念なことを言われていた
彼だったらこの窮地を
どうやって乗り越えるだろう
知の巨人は言い放つ
まことしやかに理想を語る
それが現実になるのならば
それはそれは楽になるでしょう
言いなりにはならない、いや
言いなりにはなれません
それができれば苦労はしない
知の巨人も当てにはならない
|
|
|