|
|
|
AGONY.
|
作詞 橙 ヨシヒコ |
|
AGONY.
好きになれたらいいのに
気持ちに嘘はつけない
初めて彼女を紹介されたのは
秋も深まりつつある頃だった
2人して失恋したばかりで
傷を舐めあうように話をしたね
おぼつかない会話で 歩幅を合わせて
他愛もないやりとりをした
腫れ物に触るような ぎこちなさで
それでも少しずつ和らいでいく
分かるよ 彼女が僕のことを
次第に好きになってきている気配
それなのに僕の心は動かない
日を追うごとに温度差は生じていく
なにしてるの?とメールが届く
当たり障りのない返事を返す
次はいつ会えるかと聞かれて
またそのうちにね、と返す
応えられない気持ちがこんなに
つらいものだとは気付かなかった
振られるつらさを知っているから
みすみすそれを味わわせたくない
彼女から電話がかかってきている
気のない相槌がばれるのが怖い
着信音が止むのを待っている
自分の身に置き換えてみる
短い期間に 再び彼女に
失恋を経験させたくない
残酷な選択が待ち受けている
振るつらさと 振られるつらさ
中途半端はよくないけれど
突き放すこともできなくて
中途半端なままになっている
きっと このままじゃいけない
彼女を傷つけたくないからと
このままずるずるとしていたら
最後は結局は余計に彼女を
傷つけることになってしまう
好きになれたらいいのに
気持ちに嘘はつけない
|
|
|