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別れるということ
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作詞 橙 ヨシヒコ |
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別れるということ
嘘ばっかりの気持ちを
むりやり あつらえて
傷つけるための言葉を
むりやり こしらえて
突き飛ばすように突き放して
冷たく別れた
もっとうまいやり方はなかったのかと
今でも考える
運命の出逢いなんだと
確信を感じていたくせに
ただ ひと握りの勇気も
持てなかったことが悔しい
別れたくもないのに
別れを選んだ
結局は逃げただけなのに
周りのせいにして
付き合いたい理由なんて
好きだから、それしかないのに
独りで悩んで 独りで決めて
被害者ぶったりして
写真の中の君の笑顔にさえ
目を背けてしまっていた
嘘をついている気になった
笑顔を見るたびに
情景の浮かばない恋なんて
ひとつとしてないから
またこの景色を見る その都度に
君を思い出すだろう
こんがらがって こじれた誤解を
いつか解きたい浅ましさ
君を救いたいんじゃなくて
自分が救われたいんだろう
当たり前が当たり前じゃなくなる
別れるとはそういうことなんだ
別れるということを
もっとちゃんと分かっていればよかった
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