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ミニマムーン
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作詞 橙 ヨシヒコ |
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ミニマムーン
みんなが口ずさめる
すぐに覚えられる
いわゆる流行り歌を
作ってみたい
共感を得られるような
胸がキュンとしちゃうような
キャッチーなメロディーを
紡いでみたい
映画とか漫画とか
創作意欲が湧くような
観たり聴いたり読んだりして
アンテナを張り巡らせている
何十年も経っていても
歌い継がれる名曲たち
あのころを思い出して
胸がむずがゆくなる
笑わせているようで
笑われているような
いじられキャラの僕が
言うようなことでもないけれど
知ってる人は知っている
いわゆるB面の曲
アルバムに収録されない
知る人ぞ知る曲
B面の曲とはいっても
あなどれないものがある
僕はたくさん知っている
マニアックとか言わないで
自信満々にカラオケで
そんな歌を歌ってみても
みんなが首をかしげて
「誰の曲?」みたいな顔をしている
できそうで できるヤツが
できたっておもしろくない
できなさそうで できる方が
僕的にはかっこいい
でも僕にはできない
できなさそうで できない
悔しい思いをしているから
そんな気持ちになるのだろう
小さな満月を
ぼんやりと眺めている
小さくても月明かり
こんな僕を照らしてくれている
何十年も経っていても
歌い継がれる名曲たち
あのころを思い出して
胸がむずがゆくなる
笑わせているようで
笑われているような
いじられキャラの僕が
言うようなことでもないけれど
未完の大器だと
あいかわらず信じている
いつかきっと芽を出して
花を咲かせてみたい
できなさそうで できるヤツに
覚醒を果たしたいから
たいしたものだと言われたい
いつかは、いつかは、いつかは、
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