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扇風機
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作詞 maboちゃん |
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引っ越しが終わって
取り残された扇風機
押し入れの隅で
ずっと眠っていたのかい
もう君のことは思い起こすことはないと
思っていたのに
また会えるなんて
窓辺に追いやられた誰かのように
自分の行き場を失っていたんだね
夏はクーラーに頼りっぱなし
秋は瞬く間に過ぎていったし
ゴメンね、君に息を吹き込むことさえ
忘れてしまって 冬を迎えた
君をどうするかって 話し合うこともなく
みんなの気持ちは 決まっていた
グレイのボデイは当時の流行り
今では埃にまみれ 見る影もない
時代のながれに押し流されて
君もやがては消えていく
君をもう少し押し入れの中で
眠らせていた方が良かったのかな
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