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不満歩行
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作詞 とらのすけ |
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雨の夜 歩いていく
履き慣れたサンダルは 下駄箱へ
いらないよ今日は 傘なんてもんは
濡れて帰るなら いっそもっと濡れて
心配されるくらい どうでもいいだろう
旅立った人も 星になった人も
思い出す度に 苦しくなるんだ
今日この時も
なぁどうなんだ
なぁどうなんだ
さよならだけ残して
思い出になった
君がいる 君がいる
なぁどうなんだ
昼の街灯 手に下げた
ビニールが指に食い込んで
生きるとはなんだって 死ぬのがなんだって
気恥ずかしい話すんなよ
そんな人生で 損な時間過ごして
嫌いなものは嫌い 好きなものは好きだって
分かり合えることは そんなもんさ
昨日の朝も
なぁどうなんだ
なぁどうなんだ
悲しみだけ残して
一人になった
僕がいる 僕がいる
なぁどうなんだ
わかってる わかってるさ それも運命ってやつなんだろ
本気の恋情でさえも 泡にも似た儚さで
恨むだけ恨んで 僕だけ年老いてくんだ
なぁどうなんだ
なぁどうなんだ
こんな世界で一人
僕だけ残して
君がいて 僕がいる
そんなことを 願うのは
傲慢なんだろうか
死ぬ頃には一人 捻くれた歌詞だ
どうせこの歌も 誰かの残飯に成り下がる
なら 最後ぐらい そっちに土産でも持ってくよ
受け取ってくれるかな
なぁどうなんだ
なぁどうなんだ
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