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ash
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作詞 iris |
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水底に沈めたやさしさから
愛みたいなきれいごとを救い出せたなら
吸い込まれてしまいそうな輝きの中で
この狂いごとしか映さない眼球は やがて抉り取られてしまう
いつだって世界は白い光しか認めることはなく
殺めていく心の重量を悟ることはない
嗚呼、あなたのいない世界はいつだって色を持たない!
水底に沈めたやさしさから
貴方みたいなうつくしさを救い出せたなら
この折れたかいなからは予想もつかないほどの
暖かな旋律を導き出しましょう
溢れ出して途絶えていくのは水みたいな衝動
亡骸に手を向ければ 眼球からは哀しみの水
いつだってこの世界からは何かが消失し
殺められた全ての心を合わせても 誰も救われない
嗚呼、これ以上亡くすものを造らせないで!
水底に沈めたあなたから
もう一度いのちだけを救い出せたとして
甘酸っぱいじかんを輪廻するはずもないのに
優しい声でなまえを呼んでと願うのはエゴですか
水底に沈めた灰から
ただ少しだけのゆめを救い出せたなら
この終わらない世界の中でも笑っていられるでしょうか
この終わっていく世界の中でもやさしく生きていけますか
水底に沈めたわたしから
水面の絶対境界へ折れた手を伸ばしましょう
もう其処にいのちも何もないけれども
救いたいと願っていた心だけは 空に還るから
嗚呼、なんて赤い空でしょう!
嗚呼、あなただけを感じて逝けるならそれで、
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