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命の意味を
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作詞 iris |
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虚空に舞い上る ひとひらの粉雪
まるで儚い命と 呟いたのは誰?
永遠に響く哀歌を 紡ぎつづけて
この儚い命が すぐに飛び立てるように
「私は死を認めないよ。だって幸せだもの」
笑う少女の目に血涙が輝き
幸せよと喚いてただ屍にしがみ付く
お願いもっと側にいて
懇願するのはいつかの幻ですか
虚空に舞い上る ひとひらの命は
まるで少女の嘆きを 映すようで
永遠に続く嗚咽が いつか止まるように
この儚い命が すぐに飛び立てるように
「戻って、お願いだから、戻ってよ」
泣き続け枯れた声が潤うこともなく
抱きつづけた小さな身体は少しずつ灰になる
お願いもう燃やさないで
祈るのはいつかの私の幻のよう
虚空に舞い上る ひとひらの心は
まるで小さな命を 攫っていくようで
永遠に零れる涙が いつか枯れるように
この儚い命が すぐに飛び立てるように
「ごめんねごめんねごめんね」
謝り続けた 日々も過ぎて
「さよなら」
別れ告げた その時の思いも知りはしないのに
「ありがとう」
どうしてか零れ出る言葉はいつかの
「ごめんなさい」
いつかの私の面影で
虚空に舞い上る ひとひらの粉雪
手にとって 泣いていた 遠い日は
目の前の少女と重なって
ああ いつか忘れてしまうのだろうと
悲しみを知る人間(わたし)は瞳を閉じた
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