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懺悔
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作詞 iris |
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一人きりで浮かぶ月のように ただ純粋な心に 一筋の罅が迸る
誰が殺してしまったの?誰が壊してしまったの?
誰が崩してしまったの?
私の、平凡過ぎた幸せ、返してよ
『囚われ過ぎたのは姫の心でなく、魂だったのだと』
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運命なんてただ正当化するためだけの理由だって
生まれてきた時からずっと僕は知っていたから
失うことも得ることも死んでいく全てのものにさえ
何の感動も哀しみもやさしさも覚えなかった
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孤独の夜に叫ぶ声は あなたにいつか 届くでしょうか
旅立ってから遠い遠い面影だけを思って今日を生きる
失うことも得ることも生まれてく全ての命にさえ
何の心も抱けなくなった私を許してください
『眠る少女の眸に雫の浮かぶ時、少年は誰かを想う』
一人きりで浮かぶ月のように ただ純粋な心に 一筋の罅が迸る
誰が殺してしまったの?誰が壊してしまったの?
誰が崩してしまったの?誰が誰が 破壊したのか
私には何の自由もない 雁字搦めになった鎖の上で嘆く
冷たい床に座り込んで今もただ あなただけ信じたい
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流れ行く雫の先に遠い日を見た
幸せの在処なんて何処にもありはしなかったのに
少女の心が甦るのなら少しは君への懺悔になりますか
笑顔で迎えに帰ったなら少しは君を温めることとなりますか
『涙を拭う少女の声はただ掠れて、ひたすらに母親を呼んでいた』
愛しすぎたあなたへ
ただこの狂喜の想いを届けたい
ただこの幸せを望んでいたい
共に世界の果てを見ようといつか交わした涙の口付け
愛しすぎた君へ
ただこの想いを届けたい
少女の心を取り戻すまであなたには逢えないけれど
『少女と少年と姫は、少しだけの崩壊を感じながら、今日を生きた』
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