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撫子守唄
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作詞 iris |
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目蓋の裏に桃色の泡沫の梦を観た
禁じられたこの他愛のない恋を 一体何処に放ればいいの?
遥かな光に雪洞重ねて 龍の子は小さく鳴いた
黒い唾液の下に 涙が溶けていく
静かに静かに死んでいくこの想いが 儚く空に映る前に
咽が枯れたら必死にこの馬鹿げた心を貴方に馳せて
千切られたこの腕に 僅かな希望を
白濁の海の底に 少しだけの快楽を
虚ろに咲くこの言葉を意味を 貴方は解けるかしら ?
子守唄が聴こえたら きっともうすぐお迎えが来るのです
永遠の願いを叶えたら やがて貴方に逢えるから
淡く儚く閉じる景色に いつかの約束を浮かべて
その双眸が開かれた時 天使は私を包んでくれる
真実の中の虚実は何処二? 愚かの悪夢が堕落する
垣間見た血の色の甦る前に 壊れた記憶が叫びを上げる
しゃららと鐘が鳴りましたら 幕開けがすぐ側に
どうしようもないこの想いがいつか狂ったものに変わってしまうなら
血みどろの身体にどうかどうか 少しだけの面影を見せて
愛してるなんて言葉じゃ足りないほどの言葉を 誰よりも私に下さいな
あははと嘲笑 刀を振り上げ 落ちる涙を貴方に重ねて
ああ
やさしさの意味を知る子供が またひとつ 華を咲かせたわ
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