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fragile
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作詞 と或る |
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身を沈めたなら どんなに
透き通った水でさえ 濁りゆくように
この掌が
あなたを壊しそうで
茜射す波風
途方に暮れた影
傷付けるものも なにもない
この場所で
さよならの向かい風に繋がれ
巡る季節(とき)の中で 立ち尽くした
手に入れたすべてを 灰に代えて
あなたのいない日々に意味などないと
気づいたから
海を蹴って歩く 迷い子
足跡を探すように
記憶はなぜ心に憩う
鮮やかな春目暗(はるまぐれ)
運命につねられて
いつしかささくれた瞳(め)
ひびわれた時間ごと 僕を
抱き締めた
かけがえのない、いとしい存在
滞る闇を掻き分けながら
呼んでよ名前を あの日みたいに
あなたに会いたい 会って伝えたい
赦されなくてもいい
痛む空白の正体(こたえ)を
今更解って ほんと、ごめん。
償わせてほしい はじめから
風の止むとこまで
走りだして
手離した未来を 道標に
迎えに行くよ 遥か彼方だって
あなたの側が、僕の居る場所
そう 気づいたから
もう一度 笑って
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