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ラブイズデッド
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作詞 と或る |
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芝居がかった沈黙に憩う月花(げっか)
なにもかも胡散臭く綺麗だ
笑えない喜劇はトラジェディー
この時間を何と冠そうか
宙ぶらりんの果実をミキサーにかけて飲み干そうぜ
糧として、餞として
幻想と消える永遠
名許(ばか)りのリングもいつか数枚の紙幣(かみ)に換わって
『はい、それまでよ』
海鳴りの夜に霞む亡霊
線香花火のように落ちた
愛
来世ではもっと巧いことやろう
ごめんね、今生の二人じゃ
赤い糸も小指からするり
凶器に代えてお別れさ
GOODBYE.
胡乱な気配漂わすブーゲンビリア
孕んだ言葉と枯れていくんだ
宛先不明のアポロジー
この未完な箱庭(にわ)と燃やそうか
テレパシーが使えりゃ嘘も暴力も必要ないね
だからなんだっていう 話。
頭で響く、声 声 声
二度と聴けない、声 声 声
光に翳した掌の分だけ、陰 出でるように
潜む天国と地獄
優しく頬に触れてキスをしたって
もはや無意味な行為
LOVE IS DEAD.
張り裂けた胸の裡を覗いたら
糸し糸しと言う心
拙い後悔を首元にかけて
虚空へ手を伸ばす
来世ではもっと巧いことやろう
ごめんね、今生の二人じゃ
赤い糸も小指からするり
一縷の命にお別れを
GOODBYE.
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