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イルカ
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作詞 と或る |
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夜の雨のおと 空想の海がうまれ
僕はぽつり ただ浮かんでいる イルカみたいだった
冷たいカーテンをぬけて こころが示した方へ
ゆらゆら陽炎のように 今が遠ざかる街
あなたに あなたは 聴こえている?
あれはね、声のない叫び
世界の向こう側で 僕が唄っているあいのうた
夢が醒めるころには 響き止んでいる
傘の中はひとり 会いに行くと決めたのも、ひとり
大丈夫。 優しい奴は 不思議な温もりくれる
あなたの あなたと 向き合えている?
ゆっくり傍に居させてね
瞳の雲から、つつ 雫が綴る軌跡の上
虹色の架け橋がかかって 迎えに行けたら
ないものねだり 軋む風見鶏 ふれたい、握りしめたい手を
ことばにならなくたって ちゃんと聴いているよ
あなたが あなたが 待っている
ずいぶんかかったね ごめんね。
世界の向こう側で 唄った僕のあいのうたが
あなたに届いたなら 笑ってくれるなら
夢が醒めて、隣で あなたと笑いあえたら
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