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ピノキオ
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作詞 と或る |
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透き通った拳大の幻想
命知らずの光をばら蒔いて
終日(ひねもす)脳内のスクリーンで
上映中の影絵芝居
A罫線ノートには玩具の国
数式や法則は檻のなか
虹を潜(くぐ)りスプラッピ・スプラッパ
驢馬(ロバ)の耳にゃ正論も念仏
駆け出しの青春を
腑に落ちないと云わんばかりの面(つら)
杓子定規じゃ図れない地平線の果てへ、いっせーのーせ
前倣えの教科書を捨て
オリジナルのゴールテープを切りたいんだ
馬鹿だろうが、保証もないが、どうせならハッピーエンドを
シャボン玉擬(なぞら)うような現状
綱渡り幼い曲芸師
終夜(よもすがら)千鳥足の妖精
おんぼろ街で口ずさむミュージック
QRコードに収束する近未来
何(なん)も彼(か)も放り出したいね
鼻高々とホーカス・ポーカス
醒めない嘘も信じりゃ方便
前代未聞のホープすら
どんぶらこっこ浮き沈んだはずだ
巨鯨(きょげい)に狙われ彷徨う、嵐と雷鳴引き連れて
固い約束結んだ友
どうか君死にたまふこと勿れ
お互い様、神様も仏様もないエンドオブセンチュリーを
羅針盤を片手にして世話を焼く蟋蟀(コオロギ)が居れば
俄然有利に事はオアシスに運ばれる
言わずもがな夢は夢だそこん所は重々承知のつもりだ
魘(うな)されて救われたいよ
人間(ひと)の悲しき性(さが)よ
時には星に願いを
そして僕ら、また
駆け出しの青春を
腑に落ちないと云わんばかりの面(つら)
杓子定規じゃ図れない地平線の果てへ、いっせーのーせ
前倣えの教科書を捨て
オリジナルのゴールテープを切りたいんだ
馬鹿だろうが、保証もないが、願わくばハッピーエンドを
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