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電球
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作詞 fukuzou |
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春風吹いてくるくる回る
蜘蛛の糸に掛かった花は
襟を立てた僕の上着に
纏わりついてくるくる落ちた
そんな夜の現場の帰りは
1人の部屋に帰りたくはなく
赤提灯の破れた店の
引き戸を開けて愛想笑い
煮込みつつきながら
一つため息ついて
ラジオ聞くふりして
込み上げる想い殺して
酒場の隅で揺れてる
電球見てた
過ちなんて誰にもあると
その場限りの慰め聞いて
燥いでみては遠くで暮らす
貴方の匂いが咽ては返す
そんな夜の酔いはいつでも
心の奥は冷めたままで
手紙を書いて送れるほどの
馬鹿な男にはなれそうもない
泣いて 泣き疲れて
貴方に書いた一行
焼酎煽りながら
貴方に宛てた言葉は
酒場の隅で消えゆく
電球のよう
酒場の隅で消えゆく
電球のよう
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