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春の収穫
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作詞 あかさてな |
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イギリスの諺にこうあり
3月はライオンの様に来て子羊の様に去る、と
春まだ浅く嵐と晴れ間を繰り返し
三寒四温と気温は上下を行き来し
残雪が覆い隠す大地の面(おもて)には
フキノトウ、ゼンマイ、ワラビ等の山菜達が
其の新芽を力強く伸ばして
春の訪れを待ち侘びている
冬篭りをしていたリスやクマやヘビ達も
又、眠りから目覚めようとしている
3月も終わりを迎えれば
本格的な春の到来に至る
残雪も溶けて無くなり
冬の魔女(カリアッハ・ヴェーラ)は春の乙女(ブリーイッド)に姿を変えて
暖かな陽射しが作り出す日溜まりに誘われて
山菜達がグングンと成長し
眠りから覚めた動物達も活発に活動を始める
麗らかな陽気の下、花々が咲き乱れ
蝶や蜜蜂が飛び交い
人々は山菜摘みに興じて
春の収穫に感謝と喜びの意を表す
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