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郷愁
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作詞 あかさてな |
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茶色く錆の浮いたレール
ディーゼル機関車の出す排気ガス
微かに鼻に付く匂いが
幼かった日々を思い起こさせる
よく利用していた駅のホームに一人佇めば
快速列車が勢いよく通過して行った
其の儘次にやって来る鈍行を待ち
ふと空を見上げれば
飛行機雲が何処までも尾を引いていた
やっとやって来た鈍行に乗り込み
車窓から外を眺めれば
次々と変わっていく街並みに
若干の淋しさを覚え
昔と今現在とどちらが良いのだろうかと
一人物思いに耽りながら
鈍行の短い旅路は緩やかに過ぎて行った
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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