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不器用な人
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作詞 あかさてな |
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不器用な人
僕の父親はとても不器用な人だった
愛情表現が下手くそで
真夜中にこっそりと僕を起こすと
僕を連れて食べ物屋に行っては
僕だけに美味しい物を食べさせてくれた
幼かった僕はそう言う父親を
何時も不思議に感じていた
今にして思えば其れが父親なりの
精一杯の愛情表現であったと分かる
とても不器用でとても愛おしい
そんな父親も今はもう居ない
もう一度生まれ変わったら
又、親子に成れるだろうか
若しも親子に成れたならば
其の時は僕が親孝行をして上げたい
不器用な僕が不器用な父親に
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