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叶えられなかった夢
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作詞 あかさてな |
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幼い頃になりたかったもの
その内の一つがバスの運転手だった
大きな車体のバスを楽々と操り
広い道は勿論狭い道でさえ
難無く走らせる運転手は
幼い僕にとっては憧れそのものだった
大人になった今でもバスに乗ると
ふと幼い頃の憧れが甦る事がある
そんな時には運転手の方へ視線を走らせ
其のハンドル捌きを見詰めてみたりする
そうする事で心を慰めて車窓に視線を戻す
目的のバス停に着くと満面の笑顔で
運転手に一礼をして降り
バスが視界から見えなくなるまで見送る
そうする事で叶えられなかった夢に
暫しの別れを心の中で呟く
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