|
|
|
もう戻りたくない場所
|
作詞 あかさてな |
|
今、僕は其れなりに幸せだ
三食食べるにも事欠かない
温かな寝床が有って
衣服も其れなりに小奇麗な物を着て
沢山の温かな人々に恵まれて
もう戻りたくは無い
あの頃へは
食べる物にも事欠き
ダニやシラミの湧いた汚い寝床で寝て
衣服も貰い物のボロボロの雑巾の様
手を差し伸べてくれる人も無く
冷たい雨に打たれながら
孤独をかこって居た
やっと此処まで何とか這い上がって来た
並々ならぬ努力を強いられた
肉刺(まめ)が潰れ爪が剥がれ躰に鞭打ち
何とか此処まで伸し上がって来た
もうあんな思いをするのは御免だ
今ある幸せを手放したくは無い
だから僕は是からも只管頑張り続けるんだ
あんな場所に二度と戻らない為に
|
|
|