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テキーラサンライズ
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作詞 あかさてな |
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場末のバーでスタンダードなジャズを聴きながら
一人物思いに耽って居たら
空いていた隣のスツールに君が腰を降ろした
君の瞳が僕に囁きかける
今夜私と一緒に・・・と
だからテキーラサンライズを二人分注文して
君と共にカクテルグラスを乾杯して
港の波止場まで僕の車で
車を止めて降り立ち
月明かりが照らし出す夜の海辺は
波も穏やかで水面には月が映し出され
名前も聞かない素性も明かさない
見ず知らずの二人
たった一杯のカクテルを交わしただけの関係
其れなのにもう二人は・・・
此の出逢いは偶然なのか運命の悪戯なのか
其れさえ知る由も無い
ただ分かっているのは此の恋は今宵一夜限り
二人して心の隙間を埋め合う様に抱き締め合って
君が閉じた瞼にそっと口付け
そして熱く激しいキスを交わし合い
夜のまにまに漂う様に求め合い
命の漣を漂う様に愛し合い
夜明けの海を二人で眺めながら
軈て迎える別れの時を
此の夜の情事は何時かは忘れ去られる事だろう
たった一杯のテキーラサンライズがもたらした夢だから
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