|
|
|
モミジノ呪イ
|
作詞 天野つばめ |
|
駅前の木々 紅く染まる
君のイメージカラーと かけ離れた色
踏みにじられた 落ち葉の音
木魂し続ける 紅い世界
解っていた 君の「サヨナラ」
繋ぎ止められない シゼンノセツリ
僕の代わりに 木が泣く所為で
記憶からモミジが消えてくれない
「離れないで」と 伝えればよかった
一方通行だとしても
「愛してる」と 伝えればよかった
紅い世界に 閉じ込められた モミジノ呪イ
ショーウィンドウが 秋に染まる
君の趣味に合いそうな コートを見つけた
息ができない 風が痛い
モミジ前線から 逃げ出したい
君のウサギの 瞳と同じ
紅い並木道は 歩きたくない
君のウサギに なりたいけれど
寂しさで殺してさえもくれない
花の名前を 教えればよかった
咲くたびに僕を思い出せ
花言葉を 教えればよかった
残せなかった 紅い爪痕 キセツノ呪イ
「離れないで」と 伝えればよかった
散り際かすかな足掻きでも
「愛してる」と 伝えればよかった
紅いガラスが 刺さり続ける モミジノ呪イ
|
|
|