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コモンセンス
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作詞 車崎計史 |
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1、夕日に向かって美しい音色が響き、少年たちは声のする方へ振り返る
崩れゆく現実から逃げ、無邪気な視界は光さえ遮ってしまう
だけど理想だけは僕たちの味方なんだ
疑うべきは自分自身だと言い聞かせ、差し伸べる手なんてありはしないと溜め息をつく
『空があなたたちを見守っているよ』
『大地が私たちを支え続けているんだ』
大人たちはそんなこと常識(コモンセンス)だって嘯く
どうして?なんで?
未熟の「未」の字も理解出来ない少年たちには無理だって
どうして?なんで?
頭に疑問符つけたって答えようがないのさ
薄暗く染まった世界に僕たちの居場所はないかもしれない
けど見たくなるんだよ。君たちが地平線を望む姿(カタチ)を
2、時を越えたいと願ったり、たくさん長生きしたいなんて考えてしまうのは普通なのか?
王の前で跪く騎士だって死ぬことが名誉だなんて思ってなかったはずだ
主の前で胡座をかく武士だっていつ死が訪れるかなんて想像するだけ無駄だ
どうして?なんで?
大人たちはそんなこと常識(コモンセンス)だって囁く
どうして?なんで?
澄みきった眼が満月を黒くしたように光を失う
薄暗く染まった世界に僕たちの居場所はないかもしれない
けど見たくなるんだよ。君たちが地平線を望む姿(カタチ)を
振り撒いた火種が嵐を呼べば、吹き抜けた風が鉄の雨を降らせる
抱き合わせの幸福、握り潰された平和
少年の瞳は宝石のように輝き
少女の心は天秤のように揺れる
寄り添う想いが奇跡の始まり……
それこそが僕たちが思い描くコモンセンス
どうして?なんで?
大人たちはそんなのナンセンスだって強がる
どうして?なんで?
少年たちは夢の中の『世界』で奇跡を作り上げた
薄暗く染まった世界に僕たちの居場所はないかもしれない
けど見たくなるんだよ。君たちが地平線を望む姿(カタチ)を
絶望に満ちた世界に僕たちの希望はないのかもしれない。
けど知りたくなるんだよ。君たちが信じた未来を
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