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ごめんね
作詞 きゃらめるまきあーと
旅に出たんだ
意識だけ置いていって
特に行く宛も無く
神様に見つからないように
まるで夢遊病みたいに
ふらふらと朝を歩いた
気づいたら昼になって
少し道を振り替える
日が暮れ始めたときに
ようやく道を歩き出して
夜に沈んで孤独に気づき
無意味に荷物を漁りだす

100円で買える車のオモチャ
毎週買ってたマンガ雑誌
壊れてしまったゲーム機に
黄ばんで破れた手紙

何重にも封をして閉まった
タンスの中にあるはずの手紙
取り出した記憶は一切ないのに
どうしてカバンにあったんだろう

記憶を思い出すために
今日からここに野宿しよう
海が眼下で荒れている
この崖でテントを張って

無意味に続ける現実逃避に
一体理由があるのかなんて
独り海辺の虚空に向けて
力の限り叫んだ

いつもこうやって逃げて
周囲を無関心に眺めて
どうしようと変えられない
過去の自分に呪いをかける

動かないなら死ねばいいのに
後先なんて考えずに行けよって
過去の過ちに囚われ続ける
僕では普通の罪人にすらなれない


空に叫んで
その場にパタリと倒れた
叫んだからただ無気力に
そこらの岩肌に化けて
まるで三流の物真似のように
何もせずにその場に居続ける
そうして夜中になって
しばらくして起き上がる
時計は壊れたみたいに
針がぐるぐると回ってた
急に夜が怖くなって
テントの中に籠りだす

枯れかけと育ちかけの
ワスレナグサが中にある
何もないはずのアルバムを
特に意識せずに開く

思い出だった写真を全部
一口大に千切って食べた
自分の脳裏に刻むように
口に無理矢理捩じ込んだ

頭痛と共に思い出す記憶
贖罪として痛みを受け入れ
一人で助けも呼ばずに苦しみ
虫のように這いつくばって

あの苦しみを代弁するように
自分に向けて恨みを呟き
静かになった水面に向けて
小さな波紋を作った

ひたすらに罪を受け止めようと
一人、部屋で動かないで
君の恨みを聞き取り謝って
泣き喚いてこの身を削ろう

僕の涙が君を救うはずないのに
泣かれるのは屈辱だろうな
君を貶すつもりは無いんだ
この身を投げて証明しよう

情け、憐れ、嘆き、叫び、
全部言い訳でしかなかった

愛も、勇気も、地位も、命も、
君に比べれば下らない

だったらもう生み出さないよう
自分が周りを助けよう

知人も他人も友人も全て
自分みたいにしないように

さあ、決意して

後悔しか残ってなかったよ
君を救えなかったから
けど君が言った気がする
ありきたりな展開みたいに

「私の分も生きてよね」って
「だから死んじゃダメだよ?」って
僕は君しか愛さないから
今だけどうか泣かせてよ

僕がみんなを支えよう
小枝ほどの力もないけれど
君が少しだけど背中を押したから
それだけで救いの一歩が踏める

涙は死ぬときも流さないよ
出すのは「ごめんね」の一言だけ
全部救えなかったから
それに対して「ごめんね」と言おう

後は「ありがとう」だけ残して

どうか、安らかに

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ごめんね
公開日 2019/05/14
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント とりあえず言いたいことは、鬱の時にバーっと書き連ねたモノなので
バカみたいに長いです

長いことこの上ない。更にはずっと自分を貶し続けるような詩です。

「それでもよし。見る」という人は遠慮無く見てやってください出来れば共感して(嘆願)

これをアレンジしたい人がいれば、アレンジしたものだけ感想とかで教えてください
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