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鯨雲
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作詞 きくず |
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一緒に歩いた通学路
1人だと愉しくない
借りっぱなしだった君の消しゴム
角が削れて丸くなってた
潔く諦めよう
心に聞かせても
いまだに君を想う情け無い僕
枕に海ができていた
1人になりたくてさよならと言った
孤独(ひとり)になった身が“寂しい”と嘆いた
あの頃の思い出顧みても
独り単に虚しくなるのは僕
後悔しても見えるのは現実
毛布に顔を押し付けた
どうにか忘れようとしても
思い出せなくしても
予測変換の最初に出てくる
君が笑っているんです
どうにか忘れようとしても
思い出せなくしても
踏切の向こう 川の河川敷
君を探してしまうんです
寂しくなって大空(そら)に号(さけ)んだ
2匹の鯨雲が僕を黙って見ていた
あの頃の思い出顧みた
独り単に虚しくなってる僕
後悔しても変わらないあの過去
窓ごしの鯨を眺めていた
大空(そら)の雲の隙間を2匹で泳ぐ鯨のような
窮屈な人生を2人で生きる“幸せ”を知った
あの頃の自分を見返せるような
1人よりも2人と言えるような
窮屈な大空(そら)を共に愉しめる
人といつか出会えますように
あの頃の思い出顧みた
独り単に虚しくなってた僕
そうかい、お前も出会ったか
共に人生を泳ぐ人に
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