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叫び
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作詞 笹原 真佐喜 |
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「そんなの、逃げてるだけだ」
そう言われるのには、もう慣れたよ
確かにその通りで
だからこそ何も言い返せない
正論というのは潔く
美しくそして残酷で
振りかざされたらそれは最後
流れる血なんて見向きはされない
「どうすればいいんだ?」
囁くようなか細い声で
叫んだのもつかの間、
劈くような轟音にかき消される
「助けてくれよ」
言いたい
けど言えない
何かが言えなくさせている
それが何なのかはもう知らない
「気付いてほしい」
気付かれたらイヤがるくせに
どうしてほしいんだよ?
答えなんかありゃしない
願ってもいないのに朝は来る
どんなに願っても時は止まらない
独りもがいているうちに
祈りは呪いに変わってゆくのか
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