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かげろうの消えないうちに
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作詞 笹原 真佐喜 |
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1. いつもとぼけた、顔をしている。
あなたが、見つめているのは、
わたし。
じゃないことだけは、しっかりと。
わかってる。
気まぐれにくれた、虹色のワンピース。
「着たらお空に飛べそうね」
なんて言いたい。だけど言えない。
あなたはわたしを。見てはいない。
星空に込めた、
幾千の願いは、
誰が叶えてくれるの?
あの人を思い出した、
ような気がした。
流れ星ながれる。
赤い糸の結び目。
ほどけそうでほどけない。
だから今も続いてる。
2. さくら色した、思い出さん達。
あなたは、覚えてるかな?
わたし。
たったこれだけでも、じっくりと、
味わいたい。
のんびりと空を見つめて、ひこうき雲見つけた。
「南の島まで届いていきそう」
なんて言っても。言ったところで。
わたしはあなたの。なんでもないから。
さざ波に乗せた、
幾万のときめきは、
誰が行方を知ってるの?
あの人のいるところへ、
行ってみたいけど。
ひとつ星きらめく。
運命の分かれ道。
どちらがいいかわからない。
だけど前を目指していく。
いつか見た花火。
美しく散ってく。
終わるからこそ始まる。
そして永久(とわ)に生きていく。
かげろうは消えない。
またたきのうちに、
永遠は続いてく。
ゆらめいてく「昨日」は、
いつか見た「明日」。
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