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独り行く聖者
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作詞 笹原 真佐喜 |
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剥がした仮面は 掻き集めるに意味はなく
過ぎ去った日々は 手繰り寄せるに意味はなく
苦く切ない思い出は かなぐり捨てるに意味はなく
甘く美しい言葉達は 指折り数える意味もない
言いそびれた「愛してる」 振り返るに相手なく
口癖の「嫌いだ」は 繰り返すに刃(やいば)となる
口ずさむ「寂しい」は 冷える心に突き刺さり
うわべだけの「おめでとう」 空しく響く絵空事
「あの頃に帰りたい」 「どのサイトに行き方が?」
「無邪気な毎日が恋しい」 「どのコンビニで手に入る?」
「こんな人生もう嫌だ」 「ゲームみたいにリセット可能?」
「今日の この日は 空虚な虚構」
「失くした あの日は 買い戻せるのか?」
生き生きて 生くるに時はあり
悩み悩みて 闇より出づる
幸せに終わりなく 苦しみに限りあり
尽くることなき平安は 止むことなき歓喜へと変わる
幸いなき日々も 憂いなく生くるべし
悶え苦しむその先に 答え見出す時のあり
運命(さだめ)恨むることなしに ただただ前向き進みゆけ
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