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幻
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| 作詞 Takct |
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雨の匂いがした
肌寒い風の中
躑躅(つつじ)の花はもう
蕾を付けている
白い部屋から眺めた空は
おかしいくらいにぼやけて見える
分かってる 分かってる
君が言ったこと全部
正しかったこと
信じられなくて
冷たい空気を吸う
柔らかな光の中
桜の木さえもう
葉が茂っている
君の眼から見える景色は
どんな色で見えているんだい？
分かってる 分かってる
君に言いたかったこと全部
言えなかったこと
辛いんだってこと
僕は今この瞬間も
死へのパレードを進めてく
一緒に進むはずの君は
先にパレードを終えてしまった
分かってる 分かってる
君が逝ったこと その訳も
戻ってこないこと
僕を見れないこと
わかってる わかってる
君の思い出も 匂いさえ
忘れちゃ駄目なこと
君はそう言うだろう？
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