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恋人
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作詞 空愛 |
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今夜電話してもいい?
君の声が聞きたいとかそういうのとちがう
寂しさに声かけて
音楽はただ静かに 涙が迫るほどぎゅっと
今夜手を繋ぎに行ってもいい?
君の中に少しでもいいから触れる場所を
見つけておきたいの
夢の中をたたずんで その手で引き上げてほしい
繋いだ指はちょっと太いから 私にはちょっと窮屈だけど
そんなものそれは凌駕してしまう
幸福の匂いはべつに良いものじゃなかったのに
あたし 幸せだった
大好きな人
いま君はご飯を食べて あたしをたまに思い出したり忘れたり
月明かりのきらきら光る音
恋しい人 それが恋人
今夜眠りに行ってもいい?
肌のぬくもりを感じさせてくれたらいいから
寂しさを愛撫して
回想はまだしめやかに 涙が濡らすほどきゅっと
今夜キスをしてもいい?
最後の砦を壊す準備をしてしまったから
入っていきたいの
君の中にもぐりこんで あたしを覚えていてほしい
君の傷跡はちょっと痛いけど 私にこそっと教えてくれた
そんなものそれが一番大事で
お風呂の温度はべつにちょうどよくなかったのに
あたし 幸せだった
大好きな人
いま君は布団に潜って あたしをたまに思い出したり忘れたり
薄明かりのさざめきそよぐ音
恋をくれる人 それが恋人
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