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牢ヲ逝キ 自由ヲ求ム
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| 作詞 渡笑 |
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(遥か未来、人間界ではユートピアが確立していた。絶対的な「平和」がそこには在り、幸福はスタンダードであった。ただ、1%の若者は、現状が腑に落ちなかった。彼ら彼女らは、「平和」を求めず、「自由」を求めていたのだ。)
小川よ そこの小川よ
消えゆく日々を照らし ただ魚を流す
霞よ 春霞よ
癒えゆく傷を隠し また自由も隠す
柵は見えず 心はのたうち回る
木枯らしは強く 愚かな人怯える
空よ 広がる空よ
消えゆく人が仰ぎ ただ夢を見せる
星よ 紺碧の星よ
飛び交う人工衛星 また数多 ゴミ屑
『牢ヲ逝キ 自由ヲ求ム』
地を踏み鳴らし 輝く幻想へと向かう
息をそっと殺し 遍く現実から逃げる
行こう 言葉の無い 正しく秩序を保つ
あの地へ あの地へ
光よ 無数の光よ
逃げ惑う人を導き また人は惑う
宇宙よ 壮大な宇宙よ
経てゆく時を跨ぎ ただ道理を縛る
柵は見えず 心はのたうち回る
木枯らしは強く 愚かな人怯える
『牢ヲ逝キ 自由ヲ求ム』
地を踏み鳴らし 輝く幻想へと向かう
息をそっと殺し 遍く現実から逃げる
行こう 言葉無く 正しく秩序を保つ
あの地へ あの地へ
地を踏み鳴らし 輝く幻想へと向かう
息をそっと殺し 遍く現実から逃げる
行こう 言葉無く 正しく秩序を保つ
あの地へ あの地へ
(彼ら彼女らはユートピアを亡命し、遥か彼方旅に出た。暗雲立ち込めるこれからの人生、自分の選択を幾度と無く後悔するであろう。そう、それが「自由」なのだ。しかし、時は戻せない。彼ら彼女らには、『牢ヲ逝キ 自由ヲ求ム』者として、最期まで生きていただく。)
『牢ヲ逝キ 自由ヲ求ム』
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