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ママ
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作詞 緑豆太 |
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朝早く目も覚めない頃 あなたは出ていった
私を一人部屋に取り残して
味のないスープと食器の割れる音が冷たい
もうずっと頭から離れないんだ
どれだけ割りきってはみても
悲しみを絶えず繰り返し
行き場の無いこの声だけが
誰もいない部屋に響いていくよ
声が掠れ涙が流れ
それでもあなたはここに居ない
私のことなんか
少しも知らない
こんなに辛くて
本当はちゃんと抱き締めて欲しい
…ごめんね 嘘だよ
まだ笑えてるよ
夜遅く目が閉じてく頃 あなたは戻ってきた
重い荷物と溜め息を抱え込んで
味の濃いスープを温めて静かに飲み込む
私と一緒に食べてはくれないの?
どれだけ憎もうとしてみても
結局あなたが大好きで
行き場を失くした思いだけが
狭い布団にシミを作っていくの
喉を痛め目眩に揺れ
それでも倒れず今日も出てく
あなたの気持ちを
私は知らない
どんなに辛くて
本当はずっと苦しんでるはず
…私は 大丈夫
まだ笑えるから
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