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太宰論
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作詞 飛雁 |
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恥の多い生涯をおくってきましたなんて言えるうちはまだいいよね
私のなんて恥とは別の“黒”だもの
完全に人ではなくなりましたなんて言えるうちはまだいいよね
私なんて人とは別の“化け物”だもの
生きる意味を見つけられず何度も消えようとしたのに
消えることすら許されず大切なものばかり消えてく
人間失格 人間、失格。自分は本当に人間ですか
人間失格 人間、失格。生きる意味をご存知ですか
人間の目が怖くってお道化演じて生きてきた
気づいてもらえず悲しくて本当の自分曝け出した
まさかいなくなるなんて思ってもいませんでしたから
私は信頼されているなんて言えるうちはまだいいよね
私なんて只の悪役“暴君”だもの
人に信実があるなんて言えるうちはまだいいよね
私なんて“国民”にも手をかけたもの
信じることが難しくて心を閉じようとしたのに
閉じることすら許されず大切なものを消していく
走れメロス 走れ、メロス。蒼白な儂の顔色に
走れメロス 走れ、メロス。頬を赤らめる奇跡をおくれ
自分のことが可愛くて周りを信じず生きてきた
だけど疑いきれない自分 その弱さが嫌だった
いっそ悪徳者として生きてやろうと思ってましたから
生きる意味を見つけられず何度も消えようとしたのに
信じることが難しくて心を閉じようとしたのに
どうして私の行動をそんなに邪魔したいのですか
人間失格 人間、失格。自分は本当に人間ですか
人間失格 人間、失格。生きる意味をご存知ですか
走れメロス 走れ、メロス。蒼白な儂の顔色に
走れメロス 走れ、メロス。頬を赤らめる奇跡をおくれ
人々からも自分からも逃げ切りたいと願ってた
気づいた時には嬉しくて その事が誇らしかった
そうして辿り着いたのが澄んだ流れ 玉川上水でしたから
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