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あの頃の僕に戻れるとしたら
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作詞 奏 |
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もしもあの頃に戻れるとしたら
今度こそ離さないよ
君の小さなその右手を…
1)
告白したことで泣き崩れた日々を
いまでも時々夢に見るよ
後悔なんてしてなかった
若さに任せて転んだだけだと
気がつけばいつも君が傍にいたね
特別な感情を抱いたのは
何気ない君の優しさがね
とても居心地が良かったから
愛だとか恋だとか分からないけど
積み重なった君との時間は
あの頃の僕には永遠だった
メビウスの輪の様な出口のない迷路
迷子になった僕らは不意にその手を
離してしまった互いの影を追って
深く奥へ奥へ奥へでも君は居ない
悪魔のナイフで壁を切り裂いて
無理矢理出口を作ってみたけれど
君は居なかった何処にも居なかった
サヨナラを感じてしまったんだ
もしもあの頃に戻れるとしたら
今度こそ離さないよ
君の小さなその右手を…
2)
無くしたものの重さが今なら解る
完成する事の無いパズル
睨みつけた幾つもの空白
君が居なけりゃ未完成のまま
失う事の怖さより君が欲しかった
自分の事だけで精一杯で
優しさを押し付けてたよ
それでも君は笑ってくれたね
愛だとか恋だとか関係ないけれど
君と唄ったあのラブソング
今でも覚えてくれてるかな
パンドラの箱に潜んだメデューサが
牙を剥いて襲いかかる君を守る為に
君を逃がして立ち向かって行った
けれども僕は石にされてしまった
神様の気紛れで人間に戻されて
がむしゃらに君を探し回ったけど
見つからない見つけられない運命か
サヨナラを感じてしまったんだ
もしもあの頃に戻れるとしたら
もう二度と離さないよ
君の小さなその右手を…
愛することに見返りを期待して
優しさの使い方を間違えて空回り
気がついた時にはもう遅すぎて
空っぽの心が痛いよ痛いよ
もしもあの頃に戻れるとしたら
今度こそ離さないよ
君の小さなその右手を…
もう二度と離さないよ
君の小さなその右手を…
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