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世界
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作詞 ふあ |
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空をふちどる指先を
ほのかになぞる日だまりが
張りつめていた冬糸を
やわらかく
溶かしてゆく
編みかけた不安素材は
ゆっくりと軽やかに
目の前の風景と
優色に
包まれる
僕の見る世界は
僕がいる世界は
色濃く揺らめいて
時折 胸をうつ
風を感じて立ち尽くす
朝焼けの中の影法師
澄んだ気体の凛々しさを
さりげなく
刻み込んで
織り混ぜの熱素材は
やんわりと絶やさずに
目の裏の夢色を
ひっそりと
染めてゆく
僕が見る世界は
僕のいる世界は
色づき煌めいて
時々 胸をさす
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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