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濡れ髪
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作詞 坂道 登琉 |
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一本の傘が2人を包み込む
ビニールに包まれた2人の世界は
雨に仕切られている
突然降ってきて
2人の距離を縮めた
この雨の名前を
なんと呼ぼう
雨に濡れた君の横顔が
あまりにも綺麗で
もっと小さい傘だったら
僕の心の声が
君にも届いただろう
僕がどれだけ濡れてもいいから
横に君がいてほしい
交わす言葉の数々で
君は「うん」とばかり言っている
その言葉が照れ隠しであること
僕だけがしっている
木に溜まっていた大粒が
君を振り向かせた
そのしぐさをずっと眺めていた
雨に濡れた君の横顔が
あまりにも綺麗で
この小さい空間に
君の髪の匂いが広がっている
今、顔が緩んでいるから
君は振り向いちゃダメだよ
じゃあねとかけだした君の
後ろ姿をずっと眺めていた
もしこんな日が続くのなら
これから毎日雨がいい
雨に濡れた君の横顔が
あまりにも綺麗で
帰り道君はいないけど
雨の中に紛れて
君の匂いがする
濡れた髪がそっと僕を抱きしめる
2人を包み込んだ
一本の傘は
いつまでも2人を包み込んでいる
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