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時間
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作詞 不二子 |
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かみさま もう一度だけでいから
あの人との思い出を一緒に紡がせてほしいの
心の傷は時間が癒してくれるというけれど
私の中のあなたの笑顔はあの時のまま離れない
進まなきゃと分かっていながら
時間が進むのを拒んでいる自分が疎ましい
信仰を向ける対象は この世界に山ほどあるというのに
時間を戻してくれる神や仏は この世界にはいないみたい
あの人の声も笑顔も感触も 自分の中に残っていたはずなのに
時間という存在があったがために 残したいものまで奪われてしまうよ
誰よりも会いたいと願うのに
記憶から剥がれ落ちていく現実が何よりもこわくて
進まなきゃと分かっていながら
時間が進むのを拒んでいる自分がいやらしい
信仰を向ける対象に 身も心も浸していたいと思っていたのに
時間を戻してくれる知識や力は 誰にも与えてはくれないみたい
そんな方法あるわけないよって 頭の中では分かっているはずなのに
それでも何かにすがっていたいと願う 自分の弱さと向き合えずにいるよ
こんなわたしに あなたはなんて言うのかな?
誰よりも会いたいと願っているから
もう少しだけ立ち止まっていてもいいかな
進みたいと思えるようになったら
またあなたに会える気がするから
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