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梅雨のワンシーン
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作詞 彗葉 |
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じめじめした梅雨が始まった
僕は傘をさして
街並みを眺めた
午前十一時
イライラしながらバスを待つ
隣の少女は傘を持っていない
写真のように張り付いて離れなかった
隣のケーキを持った少女はなんだか
あじさいのようで水滴をはじく
かさどうぞ僕は
ひっくり返った
声で言った
少女はまんまるな目を大きくして
お礼を言ってかさを
震える手で
受け取った
勇気を出して良かったなと
空を見上げると
心も雨だった空も
晴れやかだった
一筋の光は僕らを
照らしていた
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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