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オールドファッション
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作詞 漆黒ノ百合 |
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1
何故だか少し寂しい
ぽっかり穴空いたドーナツ
誰が食べるでもなく
箱に入ったまま冷たくなるよ
その手の冷めない温もりだけ
触れていたかった
ただそれだけがほしいの、ずっと
ひとくちで消えてなくなる
無くしたい穴、私のつよがり
だけど、もう居ないあなたの声が
中心(ここ)で止まないよ
2
巡った季節に染まったとしても
ヒビ割れた私は
私でしかなかったんだよ
せめてあとひとつの光を
手渡せたのなら
どこに居たって道しるべになった
ひとくちだけ残したドーナツ
あなたにだけ見せる、私のつよがり
だけど、もう食べてはくれないんだ
かけらが泣いてる様
ひとくちで消えてなくなる
無くせない穴、あなたで埋めたい
これが私の精一杯
だから、もう居ないあなたの事…
胸の中心(ここ)に仕舞っておくの
残ったひとくち、またいつかきっと。
…残しておくから
いつかきっと…また食べてよ。
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