|
 |
|
綺羅綺羅
|
| 作詞 漆黒ノ百合 |
|
1
ただ、美しくありたいと
心から そう心から願ったんだ
始めたことは簡単な事 僕って角を磨いたんだ
ザラつかないように 尖らせないようにと
出来上がった形が僕の心
周りを見てみると同じような物ばかりで
やれ、俺のほうが美しいとか
ほら、私のほうが優れているとか
似たり寄ったりの存在が必死に背比べ
蔑んで 妬んで ようやく完成したものは
同調という名の無残な藍の花
満たされたって嘘を喜べばいいんですか？
キラキラした僕はどこにいますか？
活き活きした生き方ってどんなですか？
胸を裂くこの痛みと僕って形の
傷つく音だけが聞こえて
嗚呼、もう明日が始まるよ
僕が僕で居たらいけないのですか？
2
他人（ヒト）のハッピーエンドを
飾るためだけに命を使われた
上の者は下の者に 下の者はそのまた下を
可笑しいって呟いた僕の顔を
周りはそれ見て嘲笑い睨みつけて
やれ、間違いてるのはお前だとか
ほら、周りのみんなを見てみなさいとか
嫌だなんて言えない奴等がごっこ遊び
叱って 罵って それも誰かの真似事でさ
用意された式でしか解けない応用問題
解らないものは見なければいいんですか？
スラスラ解けた頃はどこに行きましたか？
苦悩は凡人の戯れ言ですか？
どうやったって届かない
そう気付いた瞬間に腐り逝く
君の心も あなたの心も
僕の形だって何ひとつ変わりはしない
みんながみんな実は気付いているんだ
美しくありたいんだ 素直でありたいんだ
自分が正解でありたいんだ
比べて 奮って 其々が其々を成すんだ
小さな希望で花開く青い薔薇
誰かと違ったっていいんですよ
キラキラした世界、凝視めていいんですよ
苦悩が無いなんて戯れ言ですよ
目には見えない形と明日って扉の
開いた音が聞こえて
さぁ 未来を咲かせようよ
僕らが僕らであるための
ふたつと無い形を築いてさ
|
|
|
