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ヘッドフォンラバーズ
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作詞 漆黒ノ百合 |
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1
心地良い音色、届いたよ
鼓動と交互に行ったり来たり
僕と君だけの空間
他に何もいらない世界
喧騒の絶えないこの星で
紛れもなく綺麗な音
出来過ぎてて何かを疑わないと
不安になってしまうくらい
どれ程の意味もない景観に心が揺れて
聞こえてくる音が怖くなって
だから、あの時
耳を塞いでしまいました
君はそうじゃなかったのにね
いま、あなたに聞こえていますか?
これが本当の声
本音を口にするなんて言って
躊躇って出た言葉は 嘘 嘘
今日もヘッドフォンから流れる
愛の唄が苦しくて、苦しくて
あの日の僕を暈していく
2
心無い音色、突きつけた
鼓動も謙虚にだんまり
息を吐くだけの空間
他に何も聞こえてこない
沈黙を耐えない世界で
覚えている綺麗な音
思い出してて途端にヒビ割れ
君は消えてしまったんだ
どれ程の意味のない言い訳にテンポが崩れて
聞こえてこない"泣き声(こえ)"が怖くなって
「それじゃ、またね」
逃げていたのは僕でした
君は目の前に居たのにね
いま、あなたに聞こえていますか?
これが本当の僕
疑いばかり上手くなっていって
夢の終わりを告げた 声 声
まだ、このヘッドフォンを外せない
甘い歌詞が締めつけて、締めつけて
許せない僕を戒めていく
美しい旋律に寄りかかって
耳だけを傾けて
怖がって 怖がって
君には聴かせなかった
僕だけの音色が今更
君に向かって奏で始めている
いま、あなたが聞いてなくていい
これは後悔の唄
鳴り止まない音にならない音で
満ち満ちて聞こえた 泣き声
両の耳で寄せては返す
あの日々が僕たちの恋の歌
嗚呼、届いてほしいな
届かないよな…
届かないかな…
届け…。
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