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作詞 漆黒ノ百合 |
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ただそこにあっただけなんだ
温かくて落ちついて
その壁に触れると聞こえた光
忘れるはずもない光
いつしか微かな記憶だけが
取り残されて
誰も居ない道を行く
嗚呼、あの温もりはどこだっけ?
嗚呼、上手い笑い方はどうだったっけ?
僕はただ息をしていただけ
あるものを食べて
必要なものを身に付けて
全て用意されたものを通過して
本当に頑張ったのは私じゃなかったんだ
今すぐに伝えなくちゃって
泣き出しそうな声で歌ったんだ
ずっとひとりぼっちだと思って
大人ぶった輝きはブリキのランタン
あなたの温度に似せて切り貼りした
優しさに塗れていたのに
その片鱗すら見ようとしていなかった
取り残していた思い出は今やっと
色を取り戻したよ
今日は私が生まれた日
一世一代の偉大なあなたの記念日
今すぐ伝えなくちゃって
泣きながら必死に歌ったんだ
きっとふたりぼっちだったって
壁で繋がった存在は奇跡の賜物
ふたりのテンポは似ててノックした
苦しさに塗れていたのは
その言葉の影の奥を知るためだった
取り残されていた優しさは私の
色になっていったよ
今日は私の唯一の日
今世紀最大の尊いあなたの記念日
忘れるはずのない光、消えるはずのない光
いつまでも輝いて私が導かれて
誰も居ない道を行く
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