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The life expectancy 1 month
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作詞 漆黒ノ百合 |
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あくる日目を覚ました
それは僕ではなく
最初は似たような存在だったのだけれど
「ハロー 僕と友だちになろうよ?」
きっかけは簡単で
とってつけたようなほんの些細な一言
君のこと少し好きだったんだ
だって僕のこんな近くにこんな奥底にいるのは
そう君くらいなものだからさ
健やかなる時も病める時も
なんて都合よく使っちゃうけど
それは許しておくれ
ただひとつお願いを聞いてくれないか?
君以外にも僕には大事な人がいるんだ
ヤキモチを妬くなよ
僕はもう君のものなんだけど
それは色々試してみてわかったこと
だから逃げも隠れもしない
だから少しだけ待ってくれないか?
君がなぜ僕を選んだのかは今もわからない
でも来るべくしてきたんだ
他の誰かじゃなくて本当に良かった
今日は少し寒いね
背中側の君を僕は
愛情も憎しみも含めて摩るよ
君のおかげで
泣けてくる日もあった
笑えてくる日もあった
ほんと何もなかったあの日々が
怒涛の連続になった
泣いてくれる人もいた
笑ってくれる人もいた
ほんと何も言えなかった
息を飲むと同時に瞳がこぼした言葉
音は発さないけど
君にも何かが伝ったかな?
希望を抱いた後に絶望は姿を現して
理想を描いた時に現実の色が邪魔をして
まだ何を期待してるんだろうか
僕がサボってきて積もった塵が
光に見えただろうか
開いた掌に何も入っていないのは
もうわかっていたのに
最初から握らない手に価値などないのに…
だいぶ長くなってしまったね
陽と月(ひとつき)が30回も
すれ違ってしまったね
31回目はきっと出会えてほしいな
そろそろ行こうか
僕らふたりが重なりそして別つその日は
多分静かなふたりの息使いしか
聞こえないだろう
少し恥ずかしいけど
ほんとの最後に言わせて
「他の人に気移りなんてしないで」
「だから僕だけを持っていって」
ほんと 大嫌い 一緒に消えよ。
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